【問題演習】異性体

C_nH_2n+2 はアルカンの連鎖異性体となる。

炭素原子が６個あるので、すべてを一列に並べると、
　
名称は、ヘキサンとなる。

次に炭素原子を５個並べたとき、
　
残りの１個をメチル基として付ければよいので、２番目に付けると、
　
名称は、2-メチルペンタンとなる。
３番目に付けると、
　
名称は、3-メチルペンタンとなる。
このとき、４番目に付けると２番目と同じになるので不可。また、１番目と５番目に付けると６個の炭素原子が一列に並んでヘキサンとなるので不可。

次に炭素原子が４個並んだとき、
　
残りの２個をメチル基２つとして付ければよいので、メチル基２つを２番目に付けると、
　
名称は、2,2-ジメチルブタンとなる。
メチル基を２番目と３番目に１つずつ付けると、
　
名称は、2,3-ジメチルブタンとなる。

以上より異性体の数は５つとなる。

C_nH_2n はアルケンの連鎖異性体かシクロアルカンの連鎖異性体となります。

炭素原子４個が一列に並んでいて二重結合の位置が１番目にあるとき、
　
名称は、1-ブテンとなる。

二重結合が２番目にあるときは、幾何異性体があるので、
シス形の
　
トランス形の
　
名称は、2-ブテンとなる。

炭素原子３個が一列に並んでいて、残りの１個をメチル基として付けると、
　
名称は、2-メチルプロペンとなる。

炭素原子４個を環状にすると、
　
名称は、シクロブタンとなる。

炭素原子３個を環状にして、残りの１個をメチル基として付けると、
　
名称は、メチルシクロプロパンとなる。

以上より、異性体の数は５つある。