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金属元素(典型元素)
40 ナトリウムと水
ナトリウムに水を反応させる。
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常温で激しく反応して水酸化ナトリウムが得られる。
2Na + 2H₂O → 2NaOH + H₂
41 水酸化ナトリウムと二酸化炭素
水酸化ナトリウムに二酸化炭素を反応させる。
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二酸化炭素を吸収し、炭酸ナトリウムが得られる。
2NaOH + CO₂ → Na₂CO₃ + H₂O
42 塩化ナトリウム水溶液の電気分解
塩化ナトリウム水溶液を電気分解したときの反応。
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水酸化ナトリウムの工業的製法。
2NaCl + 2H₂O → 2NaOH + H₂ + Cl₂
43 炭酸ナトリウムと希塩酸
炭酸ナトリウムに希塩酸を加えたときの反応。
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二酸化炭素が発生する。
Na₂CO₃ + 2HCl → 2NaCl + H₂O + CO₂
弱酸の炭酸塩の遊離反応。
44 炭酸水素ナトリウムと希塩酸
炭酸水素ナトリウムに希塩酸を加えたときの反応。
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二酸化炭素が発生する。
NaHCO₃ + HCl → NaCl + H₂O + CO₂
弱酸の炭酸水素塩の遊離反応。
45 炭酸水素ナトリウムを熱分解
炭酸水素ナトリウムを熱分解するときの反応。
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分解して炭酸ナトリウムが得られ、二酸化炭素が発生する。
2NaHCO₃ → Na₂CO₃ + H₂O + CO₂
46 アンモニアソーダ法
アンモニアソーダ法の主反応2つ、副反応3つ、全体反応1つ。
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① 主反応:飽和食塩水にアンモニアを加えて二酸化炭素を通じる。
NaCl + NH₃ + CO₂ + H₂O → NaHCO₃ + NH₄Cl
② 主反応:炭酸水素ナトリウムを加熱する。
2NaHCO₃ → Na₂CO₃ + H₂O + CO₂
③ 副反応:石灰石を加熱する。
CaCO₃ → CaO + CO₂
④ 副反応:生石灰に水を加える。
CaO + H₂O → Ca(OH)₂
⑤ 副反応:塩化アンモニウムに消石灰を加えて、アンモニアを遊離させる。
2NH₄Cl + Ca(OH)₂ → CaCl₂ + 2NH₃ + 2H₂O
■全体反応
2NaCl + CaCO₃ → Na₂CO₃ + CaCl₂
47 カルシウムと水
カルシウムに水を反応させる。
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常温の水と反応して、水酸化カルシウムが得られる。
Ca + 2H₂O → Ca(OH)₂ + H₂
48 酸化カルシウム(生石灰)と水
酸化カルシウム(生石灰)に水を反応させる。
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激しく反応して、水酸化カルシウム(消石灰)が得られる。
CaO + H₂O → Ca(OH)₂
49 炭酸カルシウム(石灰石)を強熱
炭酸カルシウム(石灰石)を強熱して分解する。
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酸化カルシウム(生石灰)が得られる。
CaCO₃ → CaO + CO₂
50 石灰水と二酸化炭素
水酸化カルシウム水溶液(石灰水)に二酸化炭素を通じる反応。
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石灰水が白濁する。(炭酸カルシウムが得られる。)
Ca(OH)₂ + CO₂ → CaCO₃ + H₂O
・問題36と同じ反応。
51 炭酸カルシウム(石灰石)と希塩酸
炭酸カルシウム(石灰石)に希塩酸を加えたときの反応。
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二酸化炭素が発生する。
CaCO₃ + 2HCl → CaCl₂ + H₂O + CO₂
弱酸である炭酸塩の遊離反応。
52 炭酸カルシウム(石灰石)と水と二酸化炭素
炭酸カルシウム(石灰石)に水と二酸化炭素を加えたときの反応。
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炭酸水素カルシウムとなり溶ける。
CaCO₃ + CO₂ + H₂O → Ca(HCO₃)₂
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