- 耳たこ無機化学「化学反応式のまとめ」の演習ページです。
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非金属元素(水素・ハロゲン・16族元素)
01 酸化銅(Ⅱ)と水素
酸化銅(Ⅱ)に水素を加える。
[ 解答と解説を見る ]
銅と水が得られる。
CuO + H₂ → Cu + H₂O
水素は還元性があり、酸化物から酸素を奪う。
02 亜鉛と希硫酸
亜鉛に希硫酸を加える。
[ 解答と解説を見る ]
硫酸亜鉛となり水素が発生する。
Zn + H₂SO₄ → ZnSO₄ + H₂↑
金属元素と酸との反応で、水素の製法に用いる。
03 水の電気分解
水を電気分解する。
[ 解答と解説を見る ]
水素と酸素が発生する。
2H₂O → 2H₂ + O₂
水素の製法に用いる。
04 フッ素と水
フッ素を水と反応させる。
[ 解答と解説を見る ]
激しく反応して、フッ化水素となり酸素を発生する。
2F₂ + 2H₂O → 4HF + O₂
05 塩素と水
塩素を水と反応させる。
[ 解答と解説を見る ]
水に少し溶けて、次亜塩素酸が生じる。
Cl₂ + H₂O → HCl + HClO
06 ヨウ化カリウムデンプン紙と塩素
ヨウ化カリウムデンプン紙に塩素を反応させる。
[ 解答と解説を見る ]
ヨウ素ができ、ヨウ化カリウムデンプン紙が青色になる。
2KI + Cl₂ → 2KCl + I₂
07 酸化マンガン(Ⅳ)と濃塩酸で加熱
酸化マンガン(Ⅳ)に濃塩酸を加えて加熱する。
[ 解答と解説を見る ]
塩素の実験室的製法。
MnO₂ + 4HCl → MnCl₂ + 2H₂O + Cl₂
このとき、残った塩化水素を水に通して取り除き、濃硫酸で水を取り除く。
08 ホタル石と濃硫酸で加熱
ホタル石に濃硫酸を加えて加熱する。
[ 解答と解説を見る ]
フッ化水素が発生する。
CaF₂ + H₂SO₄ → CaSO₄ + 2HF
弱酸のフッ化水素の遊離反応。
09 フッ化水素酸とガラス
フッ化水素酸がガラスを溶かす反応。
[ 解答と解説を見る ]
ガラスの主成分である二酸化ケイ素と反応する。
6HF + SiO₂ → H₂SiF₆ + 2H₂O
フッ化水素酸はポリエチレンの容器に保存する。
10 塩化ナトリウムと濃硫酸で加熱
塩化ナトリウムに濃硫酸を加えて加熱する。
[ 解答と解説を見る ]
塩化水素が発生する。
NaCl + H₂SO₄ → NaHSO₄ + HCl
濃硫酸の不揮発性を利用して、塩化水素だけ気体として取り出す。
11 塩化水素とアンモニア
塩化水素にアンモニアを反応させる。
[ 解答と解説を見る ]
塩化水素の検出反応で、塩化アンモニウムの白煙を生じる。
HCl + NH₃ → NH₄Cl
12 過酸化水素水と酸化マンガン(Ⅳ)
過酸化水素水に触媒として酸化マンガン(Ⅳ)を加える反応。
[ 解答と解説を見る ]
酸素の実験室的製法で、酸素が発生する。
2H₂O₂ → 2H₂O + O₂ ( 触媒 MnO₂ )
13 塩素酸カリウムと酸化マンガン(Ⅳ)で加熱
塩素酸カリウムに触媒として酸化マンガン(Ⅳ)を加えて加熱する反応。
[ 解答と解説を見る ]
酸素の実験室的製法で、酸素が発生する。
2KClO₃ → 2KCl + 3O₂ ( 触媒 MnO₂ )
14 酸素中で放電
酸素中で放電する。
[ 解答と解説を見る ]
オゾンが発生する。
3O₂ → 2O₃
15 硫化水素と二酸化硫黄
硫化水素と二酸化硫黄を反応させる。
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硫化水素は還元剤、二酸化硫黄は酸化剤として働く。
SO₂ + 2H₂S → 3S + 2H₂O
16 硫化鉄(Ⅱ)と希硫酸
硫化鉄(Ⅱ)に希硫酸を加える反応。
[ 解答と解説を見る ]
硫化水素が発生する。
FeS + H₂SO₄ → FeSO₄ + H₂S
弱酸の硫化水素の遊離反応。
17 硫化鉄(Ⅱ)と希塩酸
硫化鉄(Ⅱ)に希塩酸を加える反応。
[ 解答と解説を見る ]
硫化水素が発生する。
FeS + 2HCl → FeCl₂ + H₂S
弱酸の硫化水素の遊離反応。
18 銅と濃硫酸で加熱
銅に濃硫酸を加えて加熱する反応。
[ 解答と解説を見る ]
二酸化硫黄が発生する。
Cu + 2H₂SO₄ → CuSO₄ + 2H₂O + SO₂
熱濃硫酸は強い酸化作用がある。
19 亜硫酸ナトリウムと希硫酸
亜硫酸ナトリウムに希硫酸を加える反応。
[ 解答と解説を見る ]
二酸化硫黄が発生する。
Na₂SO₃ + H₂SO₄ → Na₂SO₄ + H₂O + SO₂
20 亜硫酸水素ナトリウムと希硫酸
亜硫酸水素ナトリウムに希硫酸を加える反応。
[ 解答と解説を見る ]
二酸化硫黄が発生する。
2NaHSO₃ + H₂SO₄ → Na₂SO₄ + 2H₂O + 2SO₂
21 接触法
接触法の3つの反応式。
[ 解答と解説を見る ]
① 硫黄を燃焼して二酸化硫黄とする。
S + O₂ → SO₂
② 二酸化硫黄を酸化バナジウムを触媒として酸化させて、三酸化硫黄とする。
2SO₂ + O₂ → 2SO₃
③ 三酸化硫黄を濃硫酸に吸収させて、水と反応させて発煙硫酸とする。
SO₃ + H₂O → H₂SO₄
④ 希硫酸を加えて薄める。
非金属元素(15族・14族元素)
22 亜硝酸アンモニウム水溶液を加熱
亜硝酸アンモニウムを含む水溶液を加熱するときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
窒素の実験室的製法で、窒素が発生する。
NH₄NO₂ → 2H₂O + N₂
23 一酸化窒素が空気に触れる
一酸化窒素が空気に触れたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
酸化されて二酸化窒素となる。
2NO + O₂ → 2NO₂
24 二酸化窒素と水
二酸化窒素に水を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
水に溶けて硝酸となり、強酸性を示す。
3NO₂ + H₂O → 2HNO₃ + NO
25 銅と希硝酸
銅に希硝酸を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
一酸化窒素が発生する。
3Cu + 8HNO₃ → 3Cu(NO₃)₂ + 4H₂O + 2NO
26 銅と濃硝酸
銅に濃硝酸を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
二酸化窒素が発生する。
Cu + 4HNO₃ → Cu(NO₃)₂ + 2H₂O + 2NO₂
27 ハーバーボッシュ法
ハーバーボッシュ法でのアンモニアの製法の反応式。
[ 解答と解説を見る ]
四酸化三鉄を触媒として、窒素と水素から得られる。
N₂ + 3H₂ → 2NH₃ ( 触媒:Fe₃O₄ )
28 塩化アンモニウムと水酸化カルシウムで加熱
塩化アンモニウムと水酸化カルシウムの固体を加熱したときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
アンモニアの実験室的製法。
2NH₄Cl + Ca(OH)₂ → CaCl₂ + 2H₂O + 2NH₃
29 オストワルト法
オストワルト法の3つの反応式。
[ 解答と解説を見る ]
① アンモニアを白金を触媒として酸化する。
4NH₃ + 5O₂ → 4NO + 6H₂O ( 触媒:Pt )
② 一酸化窒素を空気中の酸素で酸化する。
2NO + O₂ → 2NO₂
③ 二酸化窒素を水に吸収させる。
3NO₂ + H₂O → 2HNO₃ + NO
30 リンを燃焼
リンを燃焼させたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
十酸化四リンが生じる。
4P + 5O₂ → P₄O₁₀
31 十酸化四リンと水で加熱
十酸化四リンに水を加えて加熱したときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
リン酸が生じる。
P₄O₁₀ + 6H₂O → 4H₃PO₄
32 一酸化炭素を燃焼
一酸化炭素を空気中で燃焼させる。
[ 解答と解説を見る ]
二酸化炭素が発生する。
2CO + O₂ → 2CO₂
33 酸化鉄(Ⅲ)と一酸化炭素
高温で酸化鉄(Ⅲ)に一酸化炭素を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
一酸化炭素が酸化鉄(Ⅲ)から酸素を奪う。
Fe₂O₃ + 3CO → 2Fe + 3CO₂
34 ギ酸と濃硫酸で加熱
ギ酸に濃硫酸を加えて加熱したときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
濃硫酸がギ酸の分子内の水を脱水する。
HCOOH → H₂O +CO
35 コークスに水蒸気
赤熱したコークスに高温の水蒸気を通す。
[ 解答と解説を見る ]
一酸化炭素の工業的製法。
C + H₂O → CO + H₂
36 石灰水と二酸化炭素
石灰水に二酸化炭素を通じたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
石灰水( 水酸化カルシウム水溶液 )が白濁する。( 炭酸カルシウムが得られる。 )
Ca(OH)₂ + CO₂ → CaCO₃ + H₂O
・問題50と同じ反応。
37 石灰石を熱分解
石灰石(炭酸カルシウム)を熱分解する反応。
[ 解答と解説を見る ]
二酸化炭素の工業的製法。
CaCO₃ → CaO + CO₂
38 炭酸カルシウムと塩酸
炭酸カルシウムに塩酸を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
二酸化炭素の実験室的製法。このとき、キップの装置を用いる。
CaCO₃ + 2HCl → CaCl₂ + H₂O + CO₂
39 シリカゲルの製法
シリカゲルの製法での2つの反応式。
[ 解答と解説を見る ]
① 二酸化ケイ素と水酸化カルシウムを加熱すると、ガラス状のケイ酸ナトリウムとなる。
SiO₂ + 2NaOH → Na₂SiO₃ + H₂O
② ケイ酸ナトリウムを水に溶かして加熱した水ガラスに塩酸を加えると、ケイ酸が得られる。
Na₂SiO₃ + 2HCl → H₂SiO₃ + 2NaCl
③ ケイ酸を加熱して乾燥させるとシリカゲルが得られる。
金属元素(典型元素)
40 ナトリウムと水
ナトリウムに水を反応させる。
[ 解答と解説を見る ]
常温で激しく反応して水酸化ナトリウムが得られる。
2Na + 2H₂O → 2NaOH + H₂
41 水酸化ナトリウムと二酸化炭素
水酸化ナトリウムに二酸化炭素を反応させる。
[ 解答と解説を見る ]
二酸化炭素を吸収し、炭酸ナトリウムが得られる。
2NaOH + CO₂ → Na₂CO₃ + H₂O
42 塩化ナトリウム水溶液の電気分解
塩化ナトリウム水溶液を電気分解したときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
水酸化ナトリウムの工業的製法。
2NaCl + 2H₂O → 2NaOH + H₂ + Cl₂
43 炭酸ナトリウムと希塩酸
炭酸ナトリウムに希塩酸を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
二酸化炭素が発生する。
Na₂CO₃ + 2HCl → 2NaCl + H₂O + CO₂
弱酸の炭酸塩の遊離反応。
44 炭酸水素ナトリウムと希塩酸
炭酸水素ナトリウムに希塩酸を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
二酸化炭素が発生する。
NaHCO₃ + HCl → NaCl + H₂O + CO₂
弱酸の炭酸水素塩の遊離反応。
45 炭酸水素ナトリウムを熱分解
炭酸水素ナトリウムを熱分解するときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
分解して炭酸ナトリウムが得られ、二酸化炭素が発生する。
2NaHCO₃ → Na₂CO₃ + H₂O + CO₂
46 アンモニアソーダ法
アンモニアソーダ法の主反応2つ、副反応3つ、全体反応1つ。
[ 解答と解説を見る ]
① 主反応:飽和食塩水にアンモニアを加えて二酸化炭素を通じる。
NaCl + NH₃ + CO₂ + H₂O → NaHCO₃ + NH₄Cl
② 主反応:炭酸水素ナトリウムを加熱する。
2NaHCO₃ → Na₂CO₃ + H₂O + CO₂
③ 副反応:石灰石を加熱する。
CaCO₃ → CaO + CO₂
④ 副反応:生石灰に水を加える。
CaO + H₂O → Ca(OH)₂
⑤ 副反応:塩化アンモニウムに消石灰を加えて、アンモニアを遊離させる。
2NH₄Cl + Ca(OH)₂ → CaCl₂ + 2NH₃ + 2H₂O
■全体反応
2NaCl + CaCO₃ → Na₂CO₃ + CaCl₂
47 カルシウムと水
カルシウムに水を反応させる。
[ 解答と解説を見る ]
常温の水と反応して、水酸化カルシウムが得られる。
Ca + 2H₂O → Ca(OH)₂ + H₂
48 酸化カルシウム(生石灰)と水
酸化カルシウム(生石灰)に水を反応させる。
[ 解答と解説を見る ]
激しく反応して、水酸化カルシウム(消石灰)が得られる。
CaO + H₂O → Ca(OH)₂
49 炭酸カルシウム(石灰石)を強熱
炭酸カルシウム(石灰石)を強熱して分解する。
[ 解答と解説を見る ]
酸化カルシウム(生石灰)が得られる。
CaCO₃ → CaO + CO₂
50 石灰水と二酸化炭素
水酸化カルシウム水溶液(石灰水)に二酸化炭素を通じる反応。
[ 解答と解説を見る ]
石灰水が白濁する。(炭酸カルシウムが得られる。)
Ca(OH)₂ + CO₂ → CaCO₃ + H₂O
・問題36と同じ反応。
51 炭酸カルシウム(石灰石)と希塩酸
炭酸カルシウム(石灰石)に希塩酸を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
二酸化炭素が発生する。
CaCO₃ + 2HCl → CaCl₂ + H₂O + CO₂
弱酸である炭酸塩の遊離反応。
52 炭酸カルシウム(石灰石)と水と二酸化炭素
炭酸カルシウム(石灰石)に水と二酸化炭素を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
炭酸水素カルシウムとなり溶ける。
CaCO₃ + CO₂ + H₂O → Ca(HCO₃)₂
金属元素(両性金属)
53 アルミニウムを強熱
空気中でアルミニウムを強熱したときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
激しく燃焼して、酸化アルミニウム(アルミナ)が得られる。
4Al + 3O₂ → 2Al₂O₃
54 アルミニウムと希塩酸
アルミニウムに希塩酸を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
塩化アルミニウムが得られて、水素が発生する。
2Al + 6HCl → 2AlCl₃ + 3H₂
アルミニウムは両性金属。
55 酸化アルミニウムと希塩酸
酸化アルミニウムに希塩酸を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
塩化アルミニウムが得られる。
Al₂O₃ + 6HCl → 2AlCl₃ + 3H₂O
酸化アルミニウムは両性酸化物。
56 水酸化アルミニウムと希塩酸
水酸化アルミニウムに希塩酸を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
塩化アルミニウムが得られる。
Al(OH)₃ + 3HCl → AlCl₃ + 3H₂O
水酸化アルミニウムは両性水酸化物。
57 アルミニウムと水酸化ナトリウム
アルミニウムに水酸化ナトリウム水溶液を加えるときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
水素が発生し、テトラヒドロキシドアルミン酸ナトリウムが得られる。
2Al + 2NaOH + 6H₂O → 2Na[Al(OH)₄] + 3H₂
アルミニウムは両性金属で強塩基とも反応する。
58 酸化アルミニウムと水酸化ナトリウム
酸化アルミニウムに水酸化ナトリウム水溶液を加えるときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
テトラヒドロキシドアルミン酸ナトリウムが得られる。
Al₂O₃ + 2NaOH + 3H₂O → 2Na[Al(OH)₄]
酸化アルミニウムは両性酸化物で強塩基とも反応する。
59 水酸化アルミニウムと水酸化ナトリウム
水酸化アルミニウムに水酸化ナトリウム水溶液を加えるときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
テトラヒドロキシドアルミン酸ナトリウムが得られる。
Al(OH)₃ + NaOH → Na[Al(OH)₄]
水酸化アルミニウムは両性水酸化物で強塩基とも反応する。
60 亜鉛を酸化
亜鉛を酸化させたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
酸化亜鉛が得られる。
2Zn + O₂ → 2ZnO
61 亜鉛と希塩酸
亜鉛に希塩酸を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
塩化亜鉛が得られて、水素が発生する。
Zn + 2HCl → ZnCl₂ + H₂
亜鉛は両性金属。
62 酸化亜鉛と希塩酸
酸化亜鉛に希塩酸を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
塩化亜鉛が得られる。
ZnO + 2HCl → ZnCl₂ + H₂O
酸化亜鉛は両性酸化物。
63 水酸化亜鉛と希塩酸
水酸化亜鉛に希塩酸を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
塩化亜鉛が得られる。
Zn(OH)₂ + 2HCl → ZnCl₂ + 2H₂O
水酸化亜鉛は両性水酸化物。
64 亜鉛と水酸化ナトリウム
亜鉛に水酸化ナトリウム水溶液を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
水素を発生し、テトラヒドロキシド亜鉛(Ⅱ)酸ナトリウムが得られる。
Zn + 2NaOH + 2H₂O → Na₂[Zn(OH)₄] + H₂
亜鉛は両性金属で強塩基とも反応する。
65 酸化亜鉛と水酸化ナトリウム
酸化亜鉛に水酸化ナトリウム水溶液を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
テトラヒドロキシド亜鉛(Ⅱ)酸ナトリウムが得られる。
ZnO + 2NaOH + H₂O → Na₂[Zn(OH)₄]
酸化亜鉛は両性酸化物で強塩基とも反応する。
66 水酸化亜鉛と水酸化ナトリウム
水酸化亜鉛に水酸化ナトリウム水溶液を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
テトラヒドロキシド亜鉛(Ⅱ)酸ナトリウムが得られる。
Zn(OH)₂ + 2NaOH → Na₂[Zn(OH)₄]
水酸化亜鉛は両性水酸化物で強塩基とも反応する。
67 水酸化亜鉛とアンモニア水
水酸化亜鉛にアンモニア水を過剰に加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
テトラアンミン亜鉛(Ⅱ)イオンとなり溶ける。
Zn(OH)₂ + 4NH₃ → [Zn(NH₃)₄]²⁺ + 2OH⁻
金属元素(遷移元素)
68 鉄と希硫酸
鉄に希硫酸を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
溶けて水素を発生する。
Fe + H₂SO₄ → FeSO₄ + H₂
69 銅を加熱
銅を空気中で1000℃以下で加熱したときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
酸化銅(Ⅱ)が得られる。
2Cu + O₂ → 2CuO
70 酸化銅(Ⅱ)を強熱
酸化銅(Ⅱ)を強熱したときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
酸化銅(Ⅰ)が得られる。
4CuO → 2Cu₂O + O₂
71 水酸化銅(Ⅱ)を加熱
水酸化銅(Ⅱ)を加熱したときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
酸化銅(Ⅱ)が得られる。
Cu(OH)₂ → CuO + H₂O
72 銀に濃硝酸
銀に濃硝酸を加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
銀は酸化力の強い酸には溶ける。
Ag + 2HNO₃ → AgNO₃ + NO₂ + H₂O
73 クロム酸イオンに水素イオン
クロム酸イオンに水素イオンを加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
水溶液が酸性になると二クロム酸イオンになる。
2CrO₄²⁻ + 2H⁺ → Cr₂O₇²⁻ + H₂O
黄色 → 赤橙色に変化。
74 二クロム酸イオンに水酸化物イオン
二クロム酸イオンに水酸化物イオンを加えたときの反応。
[ 解答と解説を見る ]
水溶液が塩基性になるとクロム酸イオンになる。
Cr₂O₇²⁻ + 2OH⁻ → 2CrO₄²⁻ + H₂O
赤橙色 → 黄色に変化。
