Twitterフォローよろしくお願いします!

酸化と還元・酸化数

スポンサーリンク
スポンサーリンク

[   ] や表の空欄をクリックすると答えが表示されます。
また、ページをリロード(再読み込み)またはページを移動すると再度空欄になるので、何度も繰り返して暗記していきましょう!

 

酸化数

酸化数の決定

単体たんたい化合物中かごうぶつちゅう原子げんしが、どのくらい酸化さんかされているかをしめ数値すうち[ 用語 ][ ふりがな ] という。
・酸化数の計算
単体たんたい酸化数さんかすうは [ ] とする。化合物かごうぶつ分子ぶんし全体ぜんたいで [ ] とする。
単原子たんげんしイオンや多原子たげんしイオンでは [ 用語 ][ ふりがな ]数値すうちひとしくなる。
Na⁺ は [ ] となり、SO₄²⁻ は [ ] となる。
化合物中かごうぶつちゅう水素すいそは [ ] 、酸素さんそは [ ] とする。
・例外1:NaH の水素すいそは [ ]
・例外2:H₂O₂ の酸素さんそは [ ]
化合物中かごうぶつちゅうのアルカリ金属きんぞく(Na、K)は [ ] 、アルカリ土類金属どるいきんぞく(Ca、Ba)は [ ] とする。
えんでは、もとのになるさん[ 用語 ][ ふりがな ]酸化数さんかすうからもとめる。



【問題】酸化数の決定

問題

次の下線部の原子の酸化数を求めよ。

(1) Cl [ 酸化数 ]
(2) H₂S [ 酸化数 ]
(3) NH₃ [ 酸化数 ]
(4) CuO [ 酸化数 ]
(5) Ba(OH)₂ [ 酸化数 ]
(6) HNO₃ [ 酸化数 ]
(7) H₂SO₄ [ 酸化数 ]
(8) H₂O [ 酸化数 ]
(9) NaH [ 酸化数 ]
(10) SO₂ [ 酸化数 ]
(11) K₂Cr₂O₇ [ 酸化数 ]
(12) KMnO₄ [ 酸化数 ]
(13) SnCl₄ [ 酸化数 ]
(14) Al₂(SO₄)₃ [ 酸化数 ]
(15) Mg(NO₃)₂ [ 酸化数 ]
(16) I [ 酸化数 ]
(17) Fe³⁺ [ 酸化数 ]
(18) NH₄⁺ [ 酸化数 ]
(19) PO₄³⁻ [ 酸化数 ]
(20) CrO₄²⁻ [ 酸化数 ]
[ 詳しい解説を見る ]

(1) Cl
単体の酸化数は 0 となるので、Cl₂ の Cl の酸化数は 0 となる。


(2) H₂S
S の酸化数を \(x\) として、H の酸化数が +1 であり化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~(+1)\times 2 +x=0$$これより、酸化数 \(x=-2\)


(3) NH₃
N の酸化数を \(x\) として、H の酸化数が +1 であり化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~(+1)\times 3 +x=0$$これより、酸化数 \(x=-3\)


(4) CuO
Cu の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 であり化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~x+(-2)=0$$これより、酸化数 \(x=+2\)


(5) Ba(OH)₂
Ba の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 であり H の酸化数が +1 、化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~x+(-2+1)\times2=0$$これより、酸化数 \(x=+2\)


(6) HNO₃
N の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 であり H の酸化数が +1 、化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~(+1)+x+(-2)\times3=0$$これより、酸化数 \(x=+5\)


(7) H₂SO₄
S の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 であり H の酸化数が +1 、化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~(+1)\times2+x+(-2)\times4=0$$これより、酸化数 \(x=+6\)


(8) H₂O
例外のパターンで O の酸化数を \(x\) として、H の酸化数が +1 であり化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~(+1)\times2+x\times2=0$$これより、酸化数 \(x=-1\)


(9) NaH
例外のパターンで H の酸化数を \(x\) として、アルカリ金属の Na の酸化数が +1 であり化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~x+(+1)=0$$これより、酸化数 \(x=-1\)


(10) SO₂
S の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 であり化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~x+(-2)\times2=0$$これより、酸化数 \(x=+4\)


(11) K₂Cr₂O₇
Cr の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 でありアルカリ金属の K の酸化数が +1 、化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~(+1)\times2+x\times2+(-2)\times7=0$$これより、酸化数 \(x=+6\)


(12) KMnO₄
Mn の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 でありアルカリ金属の K の酸化数が +1 、化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~(+1)+x+(-2)\times4=0$$これより、酸化数 \(x=+7\)


(13) SnCl₄
Sn の酸化数を \(x\) として、塩化物イオン Cl⁻ より酸化数 -1、化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~x+(-1)\times4=0$$これより、酸化数 \(x=+4\)


(14) Al₂(SO₄)₃
Al の酸化数を \(x\) として、硫酸イオン SO₄²⁻ より酸化数 -2、化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~x\times2+(-2)\times3=0$$これより、酸化数 \(x=+3\)


(15) Mg(NO₃)₂
Mg の酸化数を \(x\) として、硝酸イオン NO₃⁻ より酸化数 -1、化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~x+(-1)\times2=0$$これより、酸化数 \(x=+2\)


(16) I⁻
イオンでは電荷がそのまま酸化数となるので、酸化数 \(-1\)


(17) Fe³⁺
イオンでは電荷がそのまま酸化数となるので、酸化数 \(+3\)


(18) NH₄⁺
N の酸化数を \(x\) として、H の酸化数が +1 である
また、イオンの電荷が +1 となるので、$$~~~x+(+1)\times4=+1$$これより、酸化数 \(x=-3\)


(19) PO₄³⁻
P の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 である
また、イオンの電荷が -3 となるので、$$~~~x+(-2)\times4=-3$$これより、酸化数 \(x=+5\)


(20) CrO₄²⁻
Cr の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 である
また、イオンの電荷が -2 となるので、$$~~~x+(-2)\times4=-2$$これより、酸化数 \(x=+6\)

 



化学基礎分野単元一覧
このページは「化学基礎分野単元一覧ページ」です。 下の一覧表のリンクをクリックして、各単元のページ...