[ ] や表の空欄をクリックすると答えが表示されます。
また、ページをリロード(再読み込み)またはページを移動すると再度空欄になるので、何度も繰り返して暗記していきましょう!
酸化数
酸化数の決定
単体や化合物中の原子が、どのくらい酸化されているかを示す数値を [ 用語 ] という。 | |
・酸化数の計算 | |
① | 単体の酸化数は [ 数 ] とする。化合物も分子全体で [ 数 ] とする。 |
② | 単原子イオンや多原子イオンでは [ 用語 ] の数値と等しくなる。 Na⁺ は [ 数 ] となり、SO₄²⁻ は [ 数 ] となる。 |
③ | 化合物中の水素は [ 数 ] 、酸素は [ 数 ] とする。 ・例外1:NaH の水素は [ 数 ] ・例外2:H₂O₂ の酸素は [ 数 ] |
④ | 化合物中のアルカリ金属(Na、K)は [ 数 ] 、アルカリ土類金属(Ca、Ba)は [ 数 ] とする。 |
⑤ | 塩では、もとのになる酸の [ 用語 ] の酸化数から求める。 |
【問題】酸化数の決定
次の下線部の原子の酸化数を求めよ。
(1) | Cl₂ | [ 酸化数 ] |
(2) | H₂S | [ 酸化数 ] |
(3) | NH₃ | [ 酸化数 ] |
(4) | CuO | [ 酸化数 ] |
(5) | Ba(OH)₂ | [ 酸化数 ] |
(6) | HNO₃ | [ 酸化数 ] |
(7) | H₂SO₄ | [ 酸化数 ] |
(8) | H₂O₂ | [ 酸化数 ] |
(9) | NaH | [ 酸化数 ] |
(10) | SO₂ | [ 酸化数 ] |
(11) | K₂Cr₂O₇ | [ 酸化数 ] |
(12) | KMnO₄ | [ 酸化数 ] |
(13) | SnCl₄ | [ 酸化数 ] |
(14) | Al₂(SO₄)₃ | [ 酸化数 ] |
(15) | Mg(NO₃)₂ | [ 酸化数 ] |
(16) | I⁻ | [ 酸化数 ] |
(17) | Fe³⁺ | [ 酸化数 ] |
(18) | NH₄⁺ | [ 酸化数 ] |
(19) | PO₄³⁻ | [ 酸化数 ] |
(20) | CrO₄²⁻ | [ 酸化数 ] |
[ 詳しい解説を見る ]
(1) Cl₂
単体の酸化数は 0 となるので、Cl₂ の Cl の酸化数は 0 となる。
(2) H₂S
S の酸化数を \(x\) として、H の酸化数が +1 であり化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~(+1)\times 2 +x=0$$これより、酸化数 \(x=-2\)
(3) NH₃
N の酸化数を \(x\) として、H の酸化数が +1 であり化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~(+1)\times 3 +x=0$$これより、酸化数 \(x=-3\)
(4) CuO
Cu の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 であり化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~x+(-2)=0$$これより、酸化数 \(x=+2\)
(5) Ba(OH)₂
Ba の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 であり H の酸化数が +1 、化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~x+(-2+1)\times2=0$$これより、酸化数 \(x=+2\)
(6) HNO₃
N の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 であり H の酸化数が +1 、化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~(+1)+x+(-2)\times3=0$$これより、酸化数 \(x=+5\)
(7) H₂SO₄
S の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 であり H の酸化数が +1 、化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~(+1)\times2+x+(-2)\times4=0$$これより、酸化数 \(x=+6\)
(8) H₂O₂
例外のパターンで O の酸化数を \(x\) として、H の酸化数が +1 であり化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~(+1)\times2+x\times2=0$$これより、酸化数 \(x=-1\)
(9) NaH
例外のパターンで H の酸化数を \(x\) として、アルカリ金属の Na の酸化数が +1 であり化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~x+(+1)=0$$これより、酸化数 \(x=-1\)
(10) SO₂
S の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 であり化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~x+(-2)\times2=0$$これより、酸化数 \(x=+4\)
(11) K₂Cr₂O₇
Cr の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 でありアルカリ金属の K の酸化数が +1 、化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~(+1)\times2+x\times2+(-2)\times7=0$$これより、酸化数 \(x=+6\)
(12) KMnO₄
Mn の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 でありアルカリ金属の K の酸化数が +1 、化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~(+1)+x+(-2)\times4=0$$これより、酸化数 \(x=+7\)
(13) SnCl₄
Sn の酸化数を \(x\) として、塩化物イオン Cl⁻ より酸化数 -1、化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~x+(-1)\times4=0$$これより、酸化数 \(x=+4\)
(14) Al₂(SO₄)₃
Al の酸化数を \(x\) として、硫酸イオン SO₄²⁻ より酸化数 -2、化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~x\times2+(-2)\times3=0$$これより、酸化数 \(x=+3\)
(15) Mg(NO₃)₂
Mg の酸化数を \(x\) として、硝酸イオン NO₃⁻ より酸化数 -1、化合物の酸化数が 0 となるので、$$~~~x+(-1)\times2=0$$これより、酸化数 \(x=+2\)
(16) I⁻
イオンでは電荷がそのまま酸化数となるので、酸化数 \(-1\)
(17) Fe³⁺
イオンでは電荷がそのまま酸化数となるので、酸化数 \(+3\)
(18) NH₄⁺
N の酸化数を \(x\) として、H の酸化数が +1 である
また、イオンの電荷が +1 となるので、$$~~~x+(+1)\times4=+1$$これより、酸化数 \(x=-3\)
(19) PO₄³⁻
P の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 である
また、イオンの電荷が -3 となるので、$$~~~x+(-2)\times4=-3$$これより、酸化数 \(x=+5\)
(20) CrO₄²⁻
Cr の酸化数を \(x\) として、O の酸化数が -2 である
また、イオンの電荷が -2 となるので、$$~~~x+(-2)\times4=-2$$これより、酸化数 \(x=+6\)