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気体の密度・溶解度・モル濃度

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密度

耳たこ音読|気体の密度

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ナレーション 音読さん

気体の密度

固体や液体の密度g/cm³は、量・単位あたりの量・単位で表す。また、気体の密度g/Lは、標準状態で量・単位あたりの量・単位で表す。よって、標準状態の気体1molの体積は数値で一定であるので、気体の密度の大小は用語の大小と等しくなる。

 

固体・液体の密度

Point:固体・液体の密度

固体や液体の密度 \(d~{\rm g/cm^3}\) は、量と単位あたりの量と単位で表す。

 密度 \(d~{\rm g/cm^3}\) = 質量 \(m~{\rm g}\)体積 \(V~{\rm cm^3}\)


©︎ 2025 耳たこ高校化学暗記帳 ch.yorikuwa.com

 

気体の密度

Point:気体の密度

気体の密度 \(d~{\rm g/L}\) は、標準状態で量と単位あたりの量と単位で表す。


よって、\(1~{\rm mol}\) あたり気体は、
体積 \(22.4~{\rm L}\) あたりの質量=量と単位より、

\(1~{\rm mol}\)

\(M~{\rm g}\)

\(22.4~{\rm L}\)









\(d~{\rm g}\)

\(1~{\rm L}\)

これより、比の式を立てる。


また、気体の密度は、
 密度 \(d~{\rm g/L}\) = モル質量 \(m~{\rm g/mol}\)\(22.4~{\rm L/mol}\)

これより、\(1~{\rm mol}\) の気体では、
 用語の大小=用語の大小
が成り立つ。

©︎ 2025 耳たこ高校化学暗記帳 ch.yorikuwa.com

 

問題|気体の密度1

標準状態の密度が \(1.96~{\rm g/L}\) である気体の分子量を求めよ。

密度 \(d=1.96~{\rm g/L}\) より、体積 \(1~{\rm L}\) あたりの質量 \(1.96~{\rm g}\) となり、
\(1~{\rm mol}\) では、体積 \(22.4~{\rm L}\) で質量=分子量 \(M~{\rm g}\) となるので、


\(1~{\rm mol}\)

\(M~{\rm g}\)

\(22.4~{\rm L}\)









\(1.96~{\rm g}\)

\(1~{\rm L}\)

表より、比の式を立てると、


\(\begin{eqnarray}~~~\displaystyle \frac{\,M\,}{\,1.96\,}&=&\displaystyle \frac{\,22.4\,}{\,1\,}
\\[5pt]~~~M&=&22.4{\, \small \times \,}1.96
\\[3pt]~~~M&=&43.904{\small ~≒~}44
\end{eqnarray}\)


したがって、分子量は \(44\) となる。

 

問題|気体の密度2

空気を窒素と酸素の体積比 \(4\,:\,1\) の混合気体とする。このとき、水素、酸素、窒素、塩化水素、二酸化炭素、アンモニア、ヘリウム、アルゴン、メタンのうち、空気より軽い気体を答えよ。
\({\rm H}=1.0~,~{\rm He}=2.0~,~{\rm C}=12~,~{\rm N}=14\)
\({\rm O}=16~,~{\rm Cl}=35.5~,~{\rm Ar}=40\)

空気の平均分子量は、
窒素 \({\rm N_2}~28\) と酸素 \({\rm O_2}~32\) が \(4\,:\,1\) より、


\(\begin{split}&28{\, \small \times \,}\displaystyle \frac{\,4\,}{\,4+1\,}+32{\, \small \times \,}\displaystyle \frac{\,1\,}{\,4+1\,}
\\[5pt]~~=~&\displaystyle \frac{\,28{\, \small \times \,}4+32\,}{\,5\,}
\\[5pt]~~=~&\displaystyle \frac{\,144\,}{\,5\,}
\\[5pt]~~=~&28.8
\end{split}\)


ここで、気体の密度の大小とモル質量の大小は等しいので、
分子量が \(28.8\) より、小さければ軽い気体となる。


それぞれの気体の分子量は、
 水素 \({\rm H_2}\) 分子量 \(2\)
 酸素 \({\rm O_2}\) 分子量 \(32\)
 窒素 \({\rm N_2}\) 分子量 \(28\)
 塩化水素 \({\rm HCl}\) 分子量 \(36.5\)
 二酸化炭素 \({\rm CO_2}\) 分子量 \(44\)
 アンモニア \({\rm NH_3}\) 分子量 \(17\)
 ヘリウム \({\rm He}\) 分子量 \(2\)
 アルゴン \({\rm Ar}\) 分子量 \(40\)
 メタン \({\rm CH_4}\) 分子量 \(16\)


したがって、空気より軽い気体は、
 水素、窒素、アンモニア、ヘリウム、メタン
となる。

 

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溶解度

耳たこ音読|溶解度

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ナレーション 音読さん

溶解度

物質を溶かす液体を用語、溶けた物質を用語、できた均一の液体を用語という。また、溶媒100gあたりに溶ける溶質の最大質量を用語といい、このときの溶液を用語という。

 

溶解度と物質の析出

Point:溶解度

物質を溶かす液体を用語、溶けた物質を用語、できた均一の液体を用語という。


溶媒 \(100~{\rm g}\) あたりに溶ける溶質の最大質量を用語といい、このときの溶液を用語という。

硝酸カリウムは \(30\) ℃のときの溶解度 \(50\) である。
\(30\) ℃の水 \(150~{\rm g}\) には何 \({\rm g}\) まで溶けるかは、
\(30\) ℃の水 \(100~{\rm g}\) に \(50~{\rm g}\) まで溶けるので、


\(30\) ℃

\(100~{\rm g}\)

\(50~{\rm g}\)









\(30\) ℃

\(150~{\rm g}\)

\(x~{\rm g}\)

これより、比の式より、


\(\begin{eqnarray}~~~\displaystyle \frac{\,100\,}{\,150\,}&=&\displaystyle \frac{\,50\,}{\,x\,}
\\[5pt]~~~x&=&75
\end{eqnarray}\)


©︎ 2025 耳たこ高校化学暗記帳 ch.yorikuwa.com

 

問題|溶解度

硝酸カリウムは \(30\) ℃のときの溶解度 \(50\) で、\(50\) ℃のときの溶解度 \(85\) である。
\({\small (1)}~\)\(50\) ℃の水 \(200~{\rm g}\) に硝酸カリウムは何 \({\rm g}\) か求めよ。
\({\small (2)}~\)この飽和水溶液の温度を \(30\) ℃まで下げたとき、析出する硝酸カリウムは何 \({\rm g}\) か求めよ。

\({\small (1)}~\)\(50\) ℃の水 \(200~{\rm g}\) に硝酸カリウムは何 \({\rm g}\) か求めよ。


硝酸カリウムは \(50\) ℃のときの溶解度 \(85\) であるので、
\(50\) ℃の水 \(100~{\rm g}\) に \(85~{\rm g}\) まで溶ける


よって、水 \(200~{\rm g}\) には、


\(50\) ℃

\(100~{\rm g}\)

\(85~{\rm g}\)









\(50\) ℃

\(200~{\rm g}\)

\(x~{\rm g}\)

これより、比の式より、


\(\begin{eqnarray}~~~\displaystyle \frac{\,100\,}{\,200\,}&=&\displaystyle \frac{\,85\,}{\,x\,}
\\[5pt]~~~\displaystyle \frac{\,1\,}{\,2\,}&=&\displaystyle \frac{\,85\,}{\,x\,}
\\[5pt]~~~1{\, \small \times \,}x&=&85{\, \small \times \,}2
\\[3pt]~~~x&=&170
\end{eqnarray}\)


したがって、\(170~{\rm g}\) まで溶ける


\({\small (2)}~\)この飽和水溶液の温度を \(30\) ℃まで下げたとき、析出する硝酸カリウムは何 \({\rm g}\) か求めよ。


硝酸カリウムは \(30\) ℃のときの溶解度 \(50\) であるので、
\(30\) ℃の水 \(100~{\rm g}\) に \(50~{\rm g}\) まで溶ける


よって、水 \(200~{\rm g}\) には、


\(30\) ℃

\(100~{\rm g}\)

\(50~{\rm g}\)









\(30\) ℃

\(200~{\rm g}\)

\(y~{\rm g}\)

これより、比の式より、


\(\begin{eqnarray}~~~\displaystyle \frac{\,100\,}{\,200\,}&=&\displaystyle \frac{\,50\,}{\,y\,}
\\[5pt]~~~\displaystyle \frac{\,1\,}{\,2\,}&=&\displaystyle \frac{\,50\,}{\,y\,}
\\[5pt]~~~1{\, \small \times \,}y&=&50{\, \small \times \,}2
\\[3pt]~~~y&=&100
\end{eqnarray}\)


よって、\(100~{\rm g}\) まで溶ける


\(50\) ℃の水 \(200~{\rm g}\) に \(170~{\rm g}\) 溶けていたが、
\(100~{\rm g}\) までしか溶けなくなるので、


 \(170-100=70~{\rm g}\)


したがって、\(70~{\rm g}\) 析出する

 

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溶液の濃度

耳たこ音読|質量パーセント濃度とモル濃度

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ナレーション 音読さん

質量パーセント濃度とモル濃度

溶液の量・単位に対する溶質の量・単位の割合を百分率で表した値を用語という。また、量・単位あたりに溶けている溶質の量・単位用語という。

 

質量パーセント濃度とモル濃度

Point:質量パーセント濃度とモル濃度

■ 質量パーセント濃度
量と単位に対する量と単位の割合をパーセントとした値を用語という。

 質量パーセント濃度 = 溶質の質量 \({\rm g}\)溶液の質量 \({\rm g}\)\({\, \small \times \,}100\)


■ モル濃度
量と単位あたりに溶けている溶質の量と単位用語 \({\rm mol/L}\) という。

 モル濃度 \({\rm mol/L}\) = 溶質の物質量 \({\rm mol}\)溶液の体積 \({\rm L}\)


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問題|モル濃度

\(8.0~{\rm g}\) の水酸化ナトリウム(分子量 \(40\))に水を加えて \(400~{\rm mL}\) とした水溶液のモル濃度を求めよ。

\(8.0~{\rm g}\) の水酸化ナトリウムの物質量 \(n~{\rm mol}\) は、
分子量が \(40\) より、


\(1~{\rm mol}\)

\(40~{\rm g}\)






\(n~{\rm mol}\)

\(8.0~{\rm g}\)

これより、比の式を立てると、


\(\begin{eqnarray}~~~\displaystyle \frac{\,1\,}{\,n\,}&=&\displaystyle \frac{\,40\,}{\,8\,}
\\[5pt]~~~\displaystyle \frac{\,n\,}{\,1\,}&=&\displaystyle \frac{\,8\,}{\,40\,}
\\[5pt]~~~n&=&\displaystyle \frac{\,1\,}{\,5\,}=0.2~{\rm mol}
\end{eqnarray}\)


また、体積 \(400~{\rm mL}\) の単位を \({\rm L}\) とするため、


 \(400{\, \small \div \,}1000=0.4~{\rm L}\)


よって、


溶質

\(8.0~{\rm g}\) → \(0.2~{\rm mol}\)






溶媒

\(400~{\rm mL}\) → \(0.4~{\rm L}\)

これより、モル濃度は、


 \(\displaystyle \frac{\,0.2\,}{\,0.4\,}=\displaystyle \frac{\,2\,}{\,4\,}=0.5\)


したがって、モル濃度は \(0.5~{\rm mol/L}\) となる

 

濃度の変換

Point:濃度の変換

モル濃度から質量パーセント濃度に変換する方法は、



溶質

物質量\(n~{\rm mol}\)
\({\, \small \times \,}M\)\(\longrightarrow\)
質量\(x~{\rm g}\)







溶液

体積\(V~{\rm L}\)
\({\, \small \times \,}1000{\, \small \times \,}d\)\(\longrightarrow\)
質量\(y~{\rm g}\)

① 溶質 \(n~{\rm mol}\) に分子量をかけて、質量 \(x~{\rm g}\) を求める。


 \(n{\, \small \times \,}M=x~{\rm g}\)


② 溶液の体積 \(V~{\rm L}\) を \(1000\) 倍して、単位を \({\rm mL=cm^3}\) にして、さらに密度 \(d~{\rm g/cm^3}\) をかけて溶液の質量 \({\rm g}\) とする。


 \(V{\, \small \times \,}1000=1000V~{\rm cm^3}\)


 \(1000V{\, \small \times \,}d=1000dV~{\rm g}\)


③ 質量パーセント濃度を求める。


 質量パーセント濃度\(= \displaystyle \frac{\,x\,}{\,y\,}{\, \small \times \,}100\)


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問題|濃度の変換1

モル濃度 \(5.0~{\rm mol/L}\) の \({\rm NaOH}\) 水溶液(分子量 \(40\)、密度 \(1.1~{\rm g/cm^3}\) の質量パーセント濃度を求めよ。

モル濃度 \(5.0~{\rm mol/L}\) より、
溶液 \(1~{\rm L}\) あたり、溶質が \(5~{\rm mol}\) 溶けている。
これより、



溶質

物質量\(5~{\rm mol}\)
\({\, \small \times \,}40\)\(\longrightarrow\)
質量\(x~{\rm g}\)







溶液

体積\(1~{\rm L}\)
\({\, \small \times \,}1000{\, \small \times \,}1.1\)\(\longrightarrow\)
質量\(y~{\rm g}\)

これより、溶質の質量 \(x~{\rm g}\) は、


 \(x=5{\, \small \times \,}40=200~{\rm g}\)


溶液の質量 \(y~{\rm g}\) は、


 \(y=1{\, \small \times \,}1000{\, \small \times \,}1.1=1100~{\rm g}\)


よって、質量パーセント濃度は、


 \(\displaystyle \frac{\,200\,}{\,1100\,}{\, \small \times \,}100=1.818\cdots\)


したがって、\(18.9\) %となる。

 

問題|濃度の変換2

質量パーセント濃度 \(34\) %のアンモニア水(分子量 \(17\)、密度 \(0.8~{\rm g/cm^3}\) のモル濃度を求めよ。

溶液の量が与えられていないので、溶液を \(100~{\rm g}\) とすると、質量パーセント濃度 \(34\) %より、溶質の質量は、


 \(100{\, \small \times \,}\displaystyle \frac{\,34\,}{\,100\,}=34~{\rm g}\)


これより、



溶質

質量\(34~{\rm g}\)
\({\, \small \div \,}17\)\(\longrightarrow\)
物質量\(n~{\rm mol}\)








溶液

質量\(100~{\rm g}\)
\({\, \small \div \,}0.8{\, \small \div \,}1000\)\(\longrightarrow\)
体積\(V~{\rm L}\)

これより、溶質の物質量は、


 \(34{\, \small \div \,}17=2~{\rm mol}\)


溶液の体積は、


\(\begin{split}&100{\, \small \div \,}0.8{\, \small \div \,}1000
\\[5pt]~~=~&100{\, \small \div \,}\displaystyle \frac{\,8\,}{\,10\,}{\, \small \div \,}1000
\\[5pt]~~=~&100{\, \small \times \,}\displaystyle \frac{\,10\,}{\,8\,}{\, \small \times \,}\displaystyle \frac{\,1\,}{\,1000\,}
\\[5pt]~~=~&\displaystyle \frac{\,1\,}{\,8\,}
\end{split}\)


よって、モル濃度は、


 \(2{\, \small \div \,}\displaystyle \frac{\,1\,}{\,8\,}=2{\, \small \times \,}8=16\)


したがって、\(16~{\rm mol/L}\) となる。

 

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化学基礎分野単元一覧
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